本当に筆不精だな!


◆大学を卒業しました

 しました! 留年しなくてよかった。直前まで本当に卒業できるかどうかすらわからなかったので、いざ式(といってもコロちゃんのせいで学部別に学位記を受け取るだけの式だったが…)に行って「あ、ないよ〜」とか言われたらえらいこっちゃやなと思いながら行った。日頃はずっとハチャメチャな人生をやりたいな〜と言っているくせに、こういうアクシデントの想定に対して異様に恐怖を感じてしまうのが、というところですね。


◆転居しました

 4年間住んでいた京都を離れてお隣の大阪に引越しました。好きな街だなとなんとなく思っていますが住んだことはないので細部を見てみないと迂闊なことは言ってられない、とも思う。道具屋筋で食器を買うのと海遊館の年パスをゲットするのを当面の楽しみにします。


◆就職しました

 一般企業に就職しました。かねてより言いまくっていた通り、就職活動は強行スケジュールを取ったら1週間で体調を崩し、続いてメンタルも崩して様々な破壊衝動に襲われましたが、いかんせん凡なので結局然るべきところに収まりました。まあ、複雑な心境ではありますが…


◆COMITIA131と132について

 ほぼ2ヶ月前ですが2/9(日)にコミティアに出ました。それについては既に書いてるのですが、どうやらそこで出した漫画が次回のティアズマガジンのプッシュ&レビューというコーナーに掲載されるとの連絡を頂きました! 自分の作ったものは日に日にこっぱずかしくなっていきますが、それでも39ページを5ヶ月間(本当に遅筆…)、いろいろなことを考えながらけっこう頑張って描いたものだったので素直にかなり嬉しいです。あとこのコーナーは読者の感想アンケートありきなので、快くもご感想をお寄せくださったどこかの誰かに感謝したいと思います。今後もなんとか描いていきたいのでがんばります!

 というわけでその今後なのですが、引き続き5月に開催される(…?)次回のコミティアに出ます! 飛行機ももう取った! 漫画もTwitterで順次上げながら描いてますので、それを本にする予定です。対岸の火事のつもりで眺めていたことが此方側どころかなんだか幅広く延焼してかなりえらいこっちゃなご時世ですが、開催されるといいな…と未だに他人事気分が抜けておらぬ。勿論無理矢理の開催ではなく、どうか程よくある程度の収拾がついているといいな…というレベルでの願いなのですが…いずれにせよ色んなことが未知の状態なので中途半端に口出しするよか好きな歌でも歌いながらじっと眺めてるのが一番かな〜


◆大学時代のこと

 そういうわけで4年間の大学生活が終わった。

 こう、心理状態をわかりやすく表現するなら、M見T美彦の小説に憧れて心にアジカンを流しながら華々しく入学を果たしたが、今流れているのは森田童子の「ぼくたちの失敗」である。更級日記を現代リメイクしたみたいな人生……

 かといって学生生活が最初は充実していて、どんどんスカスカのどどめ色みたいなものになっていったかというと、それも違う。むしろ(多くの人が辿っている気もするが…)前半2年を本当に無為に過ごしたのに比べて、研究室で本格的に研究をやって趣味の漫画も本格的にイベントに出たりするようになった後半はより自分の考えていることもこうして結構ちゃんと言葉にできるようになった気がするし、楽しい人達との出会いや交流も増えた。と同時に募っていったのは、遅かったな〜という(かなり)漠然とした気持ち。

 何やってたんだろうな、と思い返してしまうことが2年前より先に遡るとぐっと増える。1回生のころは大学に入った、という一種の成功体験に基づく形で漫然と人付き合いをやって、極めて美しく失敗した。次の1年はずっと寝ながら暮らした。結局、何をやっていいのか、どういう状態が自分にとって気持ちいいのか全然わからないまま2年を過ごして、研究室に入って(こういう状態でも研究室は結構頑張って選んだつもり)やっと自分の興味の解像度が上がってきて、服装も物言いもがらっと変わった。とはいえ(選んだ研究室が結構ストイックなのもあったけど)同期の人々はもっと視界の解像度が高かったわけで、年単位での遅れをひしひしと感じて最初の半年はかなり辛かった。でも辛くて必死になったのは本当に久しぶりだったな、と思う。

 じゃあなんで最初の2年で何もできなかったかというと中高時代の目標があんまりにお粗末だったからで、なんの目標かというと、人生の。といってもこういう職について家を建てて子犬の横にはあなた、というレベルではなくて、もっと抽象的に、自分にとって心地良い心理状態を維持するためにはどう生きていったらいいのか、という位のもの。なんでなんでしょうかね。これは完全に無い物ねだりだし自分より大きいものへのせいにして自分の責任を取ろうとしてないポーズだなとは思うが、とはいえ学校と家をどこにも寄らずに往復する中で、たとえば絵とか漫画を描いてみようとか、街をぶらついて写真でも撮ってみようとか、そういう観念が生まれる素地はま〜〜〜〜〜〜ないやろがい、とつい愚痴を言いたくなっちゃう気持ちもわかってほしい。

 こういうことを言ってると、いや〜その環境でもちゃんとやってる人いるじゃん、という声が脳内のどこかからぼんやり響いてくる。でもね〜、俺賢くないんだよ。要領が悪いと大学入るのに必死でなんもできずに年単位で日々が消えていくし、それ以外の道を少し歩いてみるだけでももう落ちこぼれ一直線みたいな恐怖にずっと襲われるんですよね。

 で、結局この恐怖感からは大学にいた4年間ずっと逃れることが出来なかった。幸いにも3回生からはだいぶ心地良い場所にいることが増えたので、自分のやりたい生き方(これもロハスとかていねいな生活みたいな具象ではなくて心持ち的な概念)って多分こうなんだろうな、と思って少しずつそっちに舵を切り始めたものの、就職活動のエントリーが本格化する翌年3月にはついぞ間に合わず、また真人間か落ちこぼれかのエクストリーム二択をウオ〜〜〜〜って叫びながらうろうろしちゃった。5月くらいにもう全部落ちたら沖縄の島に行こうと(結局極端だね)思いはじめてしばらくした頃、ひょいと拾い上げられた。これは幸運なのかな? 自分の人生ってうまくいってる?

 せめて夏は北海道の草原に寝っ転がって大学最後の夏をパーッと盛大に過ごそうと思っていたら、それもパーになってしまった。残るのは漫然とした心のおさまりの悪さ。未知のものには恐怖がつきもの? この不安を人に相談してみたら、君の人生客観的に見たら順風満帆だよ、それで不幸せぶるのはずるいよ、って返ってきた。自分の人生が客観的に順風満帆だと幸せ、かな? いい子が不良ぶるのって逃げてるに過ぎないんだろうか。

いい子になるとなんかいいことあんですか

が聞こえたと思うと、

君が想うそのままのこと歌う誰か見つけてもすぐに恋に落ちてはダメさ

とも同時に聞こえる。

 そういうことがまだ全然わからないので、つくづく自分は人よりずっと幼いのだなと思う。

 東京に行きたいとよく考えている。理由は単純で、自分の好きな知り合いは大抵関東に住んでいるから。僕はかなり知り合いが少ないので、孤独を紛らわすには東京にいるほうが都合が良いし、そして孤独を紛らわしたい時間がかなり多い。あとずっと漫画を描きたいと思っているし、少しは有名になりたいかも、とも。漫画はコミュニケーションと違って自分の状態をある程度押し付けがましく言っても受け取るかどうかの選択を読み手が可能であるというところがかなり心地が良く、この形でならかなり安心して人と話ができるような気がする。

 こういうことを話すと、上京して夢を追いたいんだねと半ば呆れ気味に言われることが多いのだけれど、全然そういうことじゃないのである。ただ穏やかに暮らしたいんだよな。碓氷さつしは静かに暮らしたい?

 自分が思ってるような暮らしのやり方、まあいわゆる「人」とか「世間」とかから見ればろくでもないんだろう。わがままだし、世の役に全然立ってないか、もしくはコスパがめちゃくちゃ悪い。でもまあ、今まで生きてきて、人に迷惑かける代わりに自分を削りながらかなり必死に「正しい人間」をやってきても、あんまり心理的な見返りはなかったし、誰も何も言ってくれなかったな、という記憶のほうがずっと濃いのだ。自分が思ってること、ひょっとしてそれこそちょっと流れに抗ってみているスレた思春期みたいなものなのだろうな。だから世の中のことも「なんかスカしてんな〜」という気持ちになるのかもしれない。幼いので。まあでも、それなら遅い思春期でいるのも、ちょっと堪忍してほしいな〜。それとも普通の人はもうとっくに折り合いをつけてるんだから、諦めたほうがいいのかな。

 この先自分がどうなってるのか全然わからない。なんとなく、ずっとこういうことを言いながら、それかちゃんと自分の中で折り合いつけて慎ましく生きていくような気がする。ま〜生きていってるなら悪いことじゃないのかな? 多分一番人に迷惑かけてないし。でもまあ、自分が人に迷惑かけてこなくても、平気で自分の大事な場所を踏み荒らして、しかも踏み荒らされても仕方なくない? という顔をするような人ばかりと出くわした。真に慎ましい人はそんなことに怒ったりせずに自分の義を貫いて、貫けずに爆発してしまった人は偽物でとんだ傲慢野郎だったりするんだろうか? 頑張って耐えて耐えて、ついにうまく行かなくて最後に落ちこぼれと言われて終わっちゃうの、切ないな〜。そんな人生、かなり嫌だな。

 世のため、というけど自分に充足してない人にとって世のためって、どんなのなんだ? まず自分の人生をなんとかしたいな、と自分はよく思う。青いな〜。でも俺の青春、これからだしな!

 以上、とても大学を卒業した人間が描いてるとは思えない青臭い気持ち! まあとりあえず生き延びるために頑張るぞ! ウオ〜〜!